2010年10月18日

ついでに火打岳も

縦走最後のピークと予定していた、怪峰とも呼ばれているという連峰南部(いや中心部か)の火打岳も試しておきたかった。つづく。カムロ林道の空き地に車中泊して、朝の体調と気分次第で GO or STOPのゆるい判断。よく眠り気になる疲労感もなく、雨はすっかり上がって、登る気が充満してきた。林道終点の土木作業現場手前の駐車指定地にクルマを置いて、登山口となる下流の吊り橋まで歩くと、地元のバイクオヤジさんがやって来て、話しかけてきた。八割方意味不明だったが、ここから登るなら舞茸あるから見ていけ!という言葉だけは理解できた。
富喜(火打)新道…長年歩いてみたいと思っていた登山道。造林地からいきなり始まる急登からキタゴヨウ・ヒバ・ブナ・ミズナラの混じる平坦地、そしてまた急登・・・・の繰り返しだが、わずかな手入れだけのように見えるミチは存在が自然である。神室山系の歩道管理センスの良さを感じる。
尾根に沿うため、高度を稼ぐと所々でハックラッカーとするような展望が。昨日の、台山からまだ雲の中にある本峰へ伸びる 尾根 を目で追う、美しい。
3.5段(?)差をこなして西火打に着くあたりでガス晴れ待ちをすると、タイミングよく火打岳のアタマが現れたのには驚いた。その後、急速に連峰にかかっていた雲が消え始めたのだキャラクター(万歳)
ガレ気味のワンピッチで登りつめた山頂からの、小又山〜天狗森〜本峰への北方稜線と、すぐ先の大尺山〜八森山〜杢蔵山へゆるやかに高度を下げていく南方稜線、その支尾根で分けられる深い谷を擁する景色は感動モノであった。ちょい急ぎ足での2時間10分…ハラがへっていた。
冷たい風の火打岳頂上から北峰へ緊張の急下降をして、風除けとなるブッシュを背に座り込み腹ごしらえ。連峰最高点の小又山まで行くことも問題無さそうだな…と思っただけ。

砂利押沢も確認しておきたかった。稜線最低鞍部に突き上げるルートの開拓には先人の偉大さを覚える。今回は下降して様子をうかがってみた。
そのために、登りも降りもラバーソールの沢靴という足回りだったのだ。軽いし岩場のフリクションはいいし濡れても気にならないし…ただ、ドロドロ土の急下降ではスッテンコロリン!も一度やってしまった。
稜線直下からしばらくは、よく滑るのだが、それほどきつい傾斜ではないまま灌木の中。水場とキャンプ場(おおっ目)の平坦地を過ぎると、左右を流れる二股へ超急なヤセ尾根が吸いこまれていく…登りに使うべきルートだ、と了解。
左岸・右岸と渡渉を繰り返し、足元の見えない不明瞭なトレールをたどるよりも、沢の中を歩いた方が数段楽なのだ電球ここで実力発揮の沢靴。少し岩場のヘツリやブリッジもまじえながら、ほどよい緊張感の沢降りも味わった。
適当に遊んだところで歩道に戻り、標識通りに左岸の崖中腹に細々と刻まれたミチに誘導されたが、これがまたミスの許されないトラバースが長く続いて、スギ造林地の広い空間に到着したところでようやく気持ちが落ち着いた。
そのまま(沢靴♪)土内川の本流をジャブジャブ渡って対岸の斜面につけられたミチを登り終えると、昨日も通った登山道・砂利押沢分岐の標柱がすぐに現れた。
2日間の神室連峰、小屋利用の縦走という当初の願いはかなわなかったが、取り付きの急斜面も、稜線の穏やかさも、深く清冽な流れの渓谷も、山肌を彩る豊かな森も、すべて歓迎してくれたように思いこんでしまうほど充実、そしてさらに魅力を確認できた偵察となった。
麓ではソバが実をつけ収穫を待つばかり、奥に神室連峰‥いい景色だ。
posted by FOJI at 17:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 山歩神室連峰 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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